コンタクトレンズ処方【こんたくとれんずしょほう】

コンタクトレンズ処方とは?
コンタクトレンズを希望する場合は、眼科にて適切な検査や診察を受けることが必要です。
使用者も多く身近な存在のコンタクトレンズですが、実は『高度管理医療機器』だということを一般的にはあまり知られていないように感じます。コンタクトレンズは心臓ペースメーカー、透析器、人工呼吸器などと同様の『高度管理医療機器』として、副作用・機能障害を生じた場合の人体へのリスクが高いものと位置づけらているのです。そのため、コンタクトレンズ処方は医師の指示・管理のもとで行っています。

※2017年5月から当院内でもコンタクトレンズの注文が可能となりました。
なお、院外処方箋希望の場合に関しても、当院での取り扱いのあるコンタクトレンズが処方対象となり、取り扱ってないレンズの処方は行えませんので、予めご了承ください。
(隣接のコンタクトレンズ販売店は2017年4月で閉店。)
コンタクトレンズ処方はどのように行うの?
視力検査や角膜曲率半径測定を行ったうえで、処方するコンタクトレンズの検査用レンズを目に入れて検査(度数合わせ)や診察をします。診察時に目に異常がないか、レンズのフィッテイングは問題ないか、などを確認していきます。(目の状態によっては、コンタクトレンズ処方がその日に行えない場合もあります。予めご了承さい。)

※当院を初めて受診し検査する方やコンタクトレンズ処方が初めての方は、通常よりも検査に時間がかかります。恐れ入りますが、受付終了の1時間前には来院していただきますようお願いいたします。
コンタクトレンズを初めて使う場合は?
コンタクトレンズを初めて使う場合は、診察後に装用練習が必要です。(装用練習とは、スタッフからコンタクトレンズのつけ外しの指導を受け、ご自身でできるようになるように一緒に練習をすること、および使用上の注意事項の説明を受けご理解いただくことです。)
ご自身でレンズのつけ外しができない場合にはコンタクトレンズの処方箋やレンズはお渡しできません。大切な目を守るためですのでご了承ください。
また、装用練習は40分~1時間程度かかりますので検査日とは別日で後日予約にて行うことが多い状況ですが、混雑状況・受付時間・検査終了時間等によっては検査当日に行う場合もあります。
定期検査は必要なの?
はい、必要です。コンタクトレンズはメガネと違い目に直接入れて使用するものです。ご自身の目とコンタクトレンズに異常がないかどうか、たとえ自覚症状がなくても定期的に眼科を受診しましょう。自分では問題ないと思われていても、実は目のトラブルをひき起こしている場合が少なくないのです。

一般的には3ヶ月に1回程度が定期検査の目安ですが、初めてコンタクトレンズを使用する方の場合は、最初は使い始めて1週間後、その次は1ヶ月後が目安です。
目の状態やコンタクトレンズの装用状況によっても適切な定期検査の間隔は異なりますので、眼科医の指示に従うようにしてください。

定期検査では使用中のコンタクトレンズを入れた状態で視力検査と診察を行います。度数に問題がないか、目に傷や炎症が起きていないか、レンズに汚れやキズがないか、レンズのフィッテイングはOKか、などを確認していきます。

痛い・乾く・充血する・ゴロゴロする・かゆい・メヤニがでる・見えづらいなど、何らかの自覚症状がある場合には定期検査のスケジュールに関係なく早目に眼科を受診しましょう。異常を感じたまま放置すると重い眼障害や失明に至る場合があるので注意が必要です。
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院長よりひとこと

コンタクトレンズは非常に便利なものですが、使い方を誤ると失明につながる恐れがあるものです。安全・快適に使用するためにも、眼科で適切な処方を受けること・使用上の注意事項を守り普段から装用時間をなるべく短くすること・正しいレンズケアを行うこと・定期検査をきちんと受けることが重要です。また、当院では酸素透過性が高く乾きにくい使い捨てレンズや遠近両用の使い捨てレンズも取り扱っております。どうぞお気軽にご相談ください。