加齢黄斑変性はどのような症状が起きるの?
モノがゆがんで見える、視野の中心が暗くなる・欠ける、視力が低下するなどの症状が出ます。両目で見るとあまり気にならないことがあるので、必ず片目ずつで確かめます。
イラスト協力:参天製薬
加齢黄斑変性はどうやって治療するの?
- 滲出型(しんしゅつがた)
薬物治療・光線力学的療法など、いくつかの治療法があります。治療の目的は脈絡膜新生血管の拡大を抑え退縮させ、視力を維持あるいは改善することです。視力が良くなることもありますが、残念ながら視力が正常になることはほとんどありません。 - 萎縮型(いしゅくがた)
治療は必要ありません。ただし、「滲出型」に移行して急激に視力が低下することがあるので定期的な検診が必要です。
加齢黄斑変性はどうやって予防できるの?
- 禁煙:
喫煙している人はしていない人に比べて加齢黄斑変性になる危険性が高いことが分かっています。 - 食事:
緑黄色野菜は、加齢黄斑変性の発症を抑えると考えられています。目や身体全体の健康維持のためにも、普段からバランスのとれた食生活を心掛けましょう。 - サプリメント:
ルテイン入りのサプリメントの内服がお勧めです。ルテインとは、ほうれん草やブロッコリーなど緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種です。人の体内にも主要なカロテノイドとして存在するものですが、体内で生成することはできません。サプリメントは、片方の目に加齢黄斑変性が発症した人や、日頃から野菜不足の方には、特にお勧めです。
当院ではサプリメントの取り扱いもしております。サンプルがありますので受付にお声がけください。