糖尿病網膜症【とうにょうびょうもうまくしょう】
糖尿病網膜症とはどのような病気?
目の奥には、網膜というカメラのフィルムにあたる重要な膜があり、ここに多くの毛細血管が分布しています。糖尿病を患っている方の血液は糖分を多く含み、粘性が高いため、毛細血管をつまらせたり、血管壁に負担をかけます。そのために網膜に酸素や栄養分が不足し、網膜に障害が起こります。
糖尿病網膜症はどのような症状が起きるの?
糖尿病は3段階に区分されますが、第1、2段階ではほとんど自覚症状がありません。第3段階になってようやく、軽度から高度の視力低下、ときに失明と症状があらわれます。
このように進行してからでないと症状があらわれにくいため、眼科の受診が遅れ、手遅れになる場合も多く、毎年糖尿病網膜症によって約3000人もの人が失明しており、わが国の失明原因の第1位となっております。
糖尿病を患っている方は、目に対しての自覚症状がない場合でも積極的に眼科を受診しましょう。
このように進行してからでないと症状があらわれにくいため、眼科の受診が遅れ、手遅れになる場合も多く、毎年糖尿病網膜症によって約3000人もの人が失明しており、わが国の失明原因の第1位となっております。
糖尿病を患っている方は、目に対しての自覚症状がない場合でも積極的に眼科を受診しましょう。
糖尿病網膜症はどうやって検査するの?
糖尿病網膜症は糖尿病によって引き起こされる網膜の病気です。
網膜は目の奥部(眼底)にあり、瞳孔(瞳)を開かなければ網膜の状態を詳しく調べることはできません。瞳孔を開いて目の奥を詳しく観察する検査を眼底検査といいます。眼底検査は通常、散瞳剤(目薬)を使っておこなわれます。この目薬の効果で徐々に瞳孔が開きますが、検査ができる状態になるまでには20分~30分かかります。
瞳孔がある程度開いたら、詳しく網膜の状態を医師が観察します。ただし、一度瞳孔が開くと調節力がなくなるため、検査後も4~5時間視界がぼんやりとしたり、光がまぶしくみえます。時間がたてば必ずもとの状態に戻りますが、その間、車の運転ができなくなります。
網膜は目の奥部(眼底)にあり、瞳孔(瞳)を開かなければ網膜の状態を詳しく調べることはできません。瞳孔を開いて目の奥を詳しく観察する検査を眼底検査といいます。眼底検査は通常、散瞳剤(目薬)を使っておこなわれます。この目薬の効果で徐々に瞳孔が開きますが、検査ができる状態になるまでには20分~30分かかります。
瞳孔がある程度開いたら、詳しく網膜の状態を医師が観察します。ただし、一度瞳孔が開くと調節力がなくなるため、検査後も4~5時間視界がぼんやりとしたり、光がまぶしくみえます。時間がたてば必ずもとの状態に戻りますが、その間、車の運転ができなくなります。
糖尿病網膜症はどうやって治療するの?
第1段階では内科的な血糖コントロールが治療の第一です。それとともに止血剤や血管拡張剤などの内服薬を投与して、経過観察を行います。
第2段階では新生血管の発生を防ぐために「レーザー光凝固術」を行います。この時期を逃さないことが、治療のポイントとなります。
第3段階まで進行すると外科的な硝子体手術が必要な場合もあります。硝子体の濁りや網膜剥離は60~70%が治りますが、完全な視力回復は難しいのが現状です。
第2段階では新生血管の発生を防ぐために「レーザー光凝固術」を行います。この時期を逃さないことが、治療のポイントとなります。
第3段階まで進行すると外科的な硝子体手術が必要な場合もあります。硝子体の濁りや網膜剥離は60~70%が治りますが、完全な視力回復は難しいのが現状です。
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第1段階
第2段階
第3段階
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単純網膜症(注意)
前増殖性網膜症(やや危険)
増殖網膜症(危険)
自覚症状
全く無い
ほとんど無い
軽度~高度の視力低下ときに失明
眼底所見
網膜の小出血、毛細血管瘤、硬性白斑(蛋白質、脂肪の沈着)
網膜の細小血管拡張・閉鎖走行異常、軟性白斑(多発)
新生血管の発生、硝子体出血、網膜剥離
院長よりひとこと
湘南眼科クリニックでは、眼底検査、レーザー治療を行っております。
また、藤沢医療タウン内に、さわ内科糖尿病クリニックがございます。内科と眼科の医療連携がとりやすく同日の受診も可能であり、糖尿病を管理しやすいと患者様に喜ばれております。
また、藤沢医療タウン内に、さわ内科糖尿病クリニックがございます。内科と眼科の医療連携がとりやすく同日の受診も可能であり、糖尿病を管理しやすいと患者様に喜ばれております。